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2016年4月26日

『2016スーパーフォーミュラ第1戦レースレポート:ポールポジションから圧倒的な速さで開幕戦優勝を果たす』

2016年の全日本スーパーフォーミュラ選手権の開幕戦「NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース」が4月23・24日に鈴鹿サーキットで開催。TEAM無限の山本尚貴はポール・トゥ・ウィンを果たし、幸先の良いシーズンスタートを切った。

金曜日に行われた専有走行では電気系のトラブルが発生。今朝はトラブルこそ解消されたものの、思うようにマシンセッティングが決まらず朝のフリー走行は16番手に終わってしまった。

予選は苦しい戦いになるかと思われたが、阿部エンジニアが最後まで諦めずに良いセッティングを探し続け、Q1の2回目のタイムアタックで本来の手応えをつかんだ。その後赤旗中断などもあったが、今までとは見違える走りをみせQ1をトップで通過した。

ここからは勢いに乗りQ2もトップタイムを記録すると、最終のQ3では2位以下に0.3秒以上の差をつけ、通算8回目のポールポジションを獲得した。

公式予選で掴んだ流れを決勝日でも生かしたかったが、日曜朝のフリー走行では決勝用のセッティングが思うように決まらず最下位のタイム。前日同様に低迷してしまう結果に。それでも、チームとともに諦めずセッティングを見直し、スターティンググリッドについた。

気温24度、路面温度34度。曇り空の中で43周のレースがスタート。好ダッシュを決めた山本はトップのまま1コーナーを通過。その勢いで後続のライバルを引き離しにかかる。1周目から1.5秒を差をつけると、コンスタントに差を広げていき10周を終えて5秒のリードを築いた。その後も、気を緩めることなく、毎周アグレッシブに攻めていったが、25周目を過ぎたところで何度か周回遅れのマシンにひっかかりリズムが乱れてしまう。これで少しタイムロスになってしまうが、トップを守りきり31周終わりにピットイン。今回はタイヤ無交換で給油のみの作戦。11.7秒で山本を再びコースに送り出した。

終盤になっても、他を圧倒する速さは衰えることなく1分41秒台を連発。最終的に2位以下に11.7秒の大差をつけ、独走でトップチェッカー。通算3勝目、ヨコハマタイヤに変わっての最初のウィナーとなった。また今までは2レース制での優勝だったが、今回は約250kmのレース距離で争われる1レース制で初めて勝利をつかみ取った。

前日のポールポジション獲得時には、あまり笑顔を見せなかった山本だが、パルクフェルメでマシンを降りると思い切りガッツポーズ。そして苦しい場面もたくさんあった今週末を支えてくれたチームスタッフのもとへ駆けより、喜びを分かち合っていた。

次回は第2戦が岡山国際サーキットで5月28・29日に開催。幸先良いスタートを切ったが、次戦も気を緩めることなく優勝を目指すと、早くも次のレースを見据えていた。

山本尚貴コメント

「ようやく1レース制で優勝することができて嬉しいです。朝のフリー走行では何をやってもダメでしたが、阿部エンジニアをはじめチームのみんなと諦めることなくマシンを見直して、直前の8分間ウォームアップで復活することができました。SUPER GTであれだけ苦戦している中で、スーパーフォーミュラではどうしても勝ちたかったですし、チャンスだと思っていました。絶対に勝ちたかったし、中盤で勝てると分かった時点でもっと上手い走らせ方はないかと考えられるほどマシンが決まっていました。残り10周の走らせ方は次の岡山でも生きてくると思います」

「九州が震災で大変な時に、こうして開幕戦のスタートを切ることができたのはありがたいと思っています。その中で僕のことを応援してくださっている九州のファンの方もたくさんいるので、そういった人たちの応援のパワーも感じていたので、それを力に変えることができて、優勝という形に残すことができて、少し恩返しすることができたかなと思います」

「次の岡山でも勝ちたいです。チャンピオンを獲得することも重要ですが、まずはレースに勝ちたいです」