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2016年8月9日

『2016 SUPER GT第5戦レースレポート:灼熱の富士で力強い走りをみせ3位フィニッシュ、待望の今季表彰台を獲得』

2016年のSUPER GT第5戦「FUJI GT300km RACEが8月6・7日に静岡県の富士スピードウェイで開催。100号車RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/伊沢拓也)は3位でフィニッシュし、待望の今季初表彰台を獲得した。

前回のSUGOから一転し、真夏日となった第5戦富士の予選日。朝の公式練習から2人で35周を走破。予選で最高のパフォーマンスを出すためにしっかりとした準備を行った。公式予選開始時には気温33度、路面温度は48度まで上昇する今季一番の暑さとなったが、チームにとってはこれも想定内。まずはQ2へ進出するべく山本がマシンに乗り込みピットを後にした。

マシン、タイヤともコースコンディションにマッチしており、各コーナーを果敢に攻め1分29秒347を記録。5番手に入ったが、アタック中に走路外走行(4輪がコースからはみ出てしまうこと)の判定を受け、該当タイムは抹消。しかしセカンドベストで1分29秒611を記録しており、7番手でQ2進出を果たした。続くQ2でも伊沢選手が少ないチャンスの中で積極的に攻めたアタックを披露。ベストタイムが1分29秒740で7番グリッドを獲得した。

今回も決して上位とは言えないポジションからのスタートとなったが、今週末はチーム全体で手応えをつかんでいる様子。明日の決勝レースではさらに上の順位を目指していく。

7日(日)の決勝日は、前日をさらに上回るほどの暑さとなった富士スピードウェイ。朝のフリー走行から好調な走りを見せていた100号車RAYBRIG NSX CONCEPT-GTは7番グリッドからスタート。気温33度、路面温度も54度まで上昇する灼熱のコンディションとなったが、前半スティントを担当した山本は、それ以上に熱いバトルをコース上で繰り広げていく。

スタート直後に1台をパスすると3周目に15号車ドラゴ モデューロNSX CONCEPT-GTを抜いて5番手に浮上。その後もGT300との混走をうまく処理して前方のマシンを追いかけていった。3位争いの集団に追いつき、オーバーテイクのチャンスを探っていたが、19周目に後方でアクシデントが発生しセーフティカーが導入される。それでも山本は集中力を切らすことなく、25周目にレースが再開されると、ダンロップコーナーで一瞬の隙を突き17号車KEIHIN NSX CONCEPT-GTをパス。4番手に浮上した。

前半スティントでポジションアップという仕事をきっちりこなし、29周を終えたところでピットイン。伊沢選手にバトンをつないだ。チームも迅速な作業で100号車を送り出したため、3番手を走っていたライバルを逆転。さらに前を走るマシンにもアクシデントが発生し、一気に2番手までポジションを上げた。コース各所でトラブルが相次ぐ波乱のレースとなったが、伊沢選手は終始安定した走りを披露。終盤に17号車の先行を許してしまったが、最後まで力強い走りをみせ3位でフィニッシュ。チーム待望の今季初表彰台を獲得した。

今シーズンは開幕戦から思うようなレース運びができなかったが、中盤戦に入って一つ結果を残せたことでドライバーの2人をはじめ、チームスタッフも安堵の表情をみせていた。しかし優勝したライバルには28秒も離されてしまうなど悔しさも残った1戦でもあった。次回の第6戦鈴鹿1000kmでは、もっと高い所を目指し、チーム一丸となってレベルアップに取り組んでいく。

山本尚貴コメント

「久しぶりに良いレースができたというのが正直な感想です。早い段階からチャンスがあればポジションを上げていこうと思って攻めて行きました。全体的にペースも良かったので4番手まで浮上して伊沢選手にバトンをつなぐことができたと思います。今回の表彰台は荒れたレース展開でも結果を残していくという僕たちの持ち味や、チームの力がちゃんと出た結果だと思います。ただトップから20秒以上も遅れているという部分に関してはやっぱり悔しいし、課題でもあります。マシンもタイヤもすごく良くなって序盤戦よりも力強く戦えましたが、ライバルはもっと高いところにいるので、もっと上を向いて頑張らなきゃいけないなと感じたレースでもありましたね。次の鈴鹿はテストでも感触は良かったですし、1000kmは荒れた展開でもしっかり結果を残せるかが重要になると思います。そこは僕たちの強みを生かして、また上位を目指したいですね。みなさん、本当に暑い中、最後まで応援ありがとうございました!」