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2016年9月14日

『2016スーパーフォーミュラ第5戦レースレポート:Race2で6位入賞を飾るも、週末を通して苦戦』

2016年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦が岡山国際サーキットで2レース制で開催され、山本尚貴(TEAM無限)はRace1で10位、Race2は6位でフィニッシュした。

当初はオートポリスで大会が行われる予定だったが、4月に発生した熊本地震の影響で開催中止。その代替えとして岡山国際サーキットで今季2回目のレースウィークを迎えた。さらにレースフォーマットは土曜日にも決勝を行うという変則的なものになり、それに合わせた準備をしてサーキットにやってきた。

10日(土)は気温30度を超える暑さとなった岡山国際サーキット。Race1は20分間の計時予選方式。山本はセッション開始直後から新品タイヤを装着してタイムアタックに臨むが、その最中に他車のアクシデントが発生し赤旗中断。タイムを記録できないままピットに戻る。残り時間を考え、再開後すぐに2セット目の新品タイヤを導入し再度アタック。残り6分のところで1分14秒728を記録し4番手に浮上した。しかしセッション終盤にライバルが次々とタイムを更新し、結果的に14番手まで沈むことになってしまった。

そのまま午後の決勝レースへ。スタート直前にアクシデントが発生し2周減算の28周で行われた。抜群のスタートをみせた山本は10番手に浮上。その後のペースもよく、9番手を走るジェームス・ロシター選手を攻略しようと果敢に攻めていく。8周目のバックストレートで横に並びかけるが、前にできることができず。後半もチャンスを伺ったが、決定打を欠いたままレース終了。Race1は10位となった。ポイントは獲得できなかったが、明日はまたRace2の予選と決勝があるため、もう一度仕切り直しという気持ちで臨んでいく。

続く11日(日)のRace2。前日とは異なり、予選は2ラウンドのノックアウト方式。まずはQ2進出圏内であるトップ10を目指しタイムアタックに臨んだ。Race1での感触を踏まえてセッティングを変更したが、裏目に出てしまいタイムを伸ばせず。Q1は15番手でノックアウトされてしまった。

午後の決勝レースは、途中にタイヤ交換義務がある51周で争われた。スタートではうまくスペースを見つけられずバックストレート終わりでは17番手まで後退。当初は周りの動きをみてピットストップを行う予定だったが、機転をきかせて1周目でタイヤ交換を行う事を決断。メカニックも迅速な作業で送り出した。これが結果的に順位を上げていくきっかけとなり、レース中盤にピットインした上位のライバルたちを逆転。レースを折り返す頃にはポイント圏内に進出した。

後半にはスピンをしてコース上にマシンを止めた車両がいたため、セーフティカーが導入。前後の間隔が縮まり、さらに順位アップを狙ったが、追い抜きポイントが少ない岡山でオーバーテイクは叶わず。最終的に6位まで順位を上げてチェッカーを受けた。これでチャンピオン争いは合計15.5ポイントとなり、ドライバーズランキングはトップから8ポイント差の6位に。まだ2大会3レースが残っているが、現状でのトップと比べるとスピードは明らかに足りない状況。チャンピオン獲得のためには、さらなるマシンパフォーマンスの向上が必要だと感じていた。

山本尚貴コメント

「昨日からセッティングを変えて対策はしましたが、結果的には逆に悪くなった感じで、思うようにタイムを上げられませんでした。決勝でのピットのタイミングについては直前まで悩んでいましたが、スタートも良くなかったし、その後の位置取りも悪くて順位を落としたので、僕の判断でピットへ入りました。チームもその時のためにスタンバイしてくれていましたし、今回も作業は完璧だったので、いくつかポジションを上げる事ができました」

「結果的に戦略がうまくいったし、今週末で一番のクルマの仕上がりでしたが、トップと比べるとスピードはまだまだ足りないですし、どこを変えればクルマがよくなるかというのが掴みきれていないので、残りのレースに関しても、正直不安がある状況です。次のSUGOまで時間がないですが、チームのみんなとしっかり準備をして臨みたいです」