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2016年11月02日

『2016スーパーフォーミュラ第7戦レースレポート:得意の鈴鹿で力強い走りを見せられず。ランキング7位でシーズンを終える』

2016年の全日本スーパーフォーミュラ選手権の第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」が10月29・30日に鈴鹿サーキットで行われ、山本尚貴(TEAM無限)はRace1で19位完走、Race2はアクシデントにより途中リタイアとなった。

28日(金)の専有走行では雨に見舞われたが、29日(土)は朝から青空が広がった鈴鹿サーキット。今シーズン最後の予選に臨んだ。

鈴鹿は山本にとってもチームにとっても相性が良く、今季も開幕戦で勝利した場所。その再現をするべく、セッティングも開幕戦の時のものをベースにしたマシンを持ち込みトップを目指したが、その時のような抜群の速さを見出すことができないままフリー走行が終了。午後の公式予選を迎えた。

今回は2レース制でQ1結果がRace1のグリッドになる。1回目のアタックから果敢に攻めていき1分38秒288が自己ベストを記録するが、トップから0.8秒遅れの9番手。続くQ2でもタイム差を縮めることができず1分38秒218で11番手に終わった。

これにより明日のRace1は9番手、Race2は11番手からのスタートとなる。
今まで鈴鹿では必ず上位に食い込む力強い走りを見せ、必ずと言っていいほどQ3へ進出していた。しかし今回はQ3の様子をピットで観ることになるという結果に終わってしまい、悔しさを見せていた。

迎えた30日(日)の決勝日。最終戦の鈴鹿は2レース制で争われ、まず9時45分から決勝Race1がスタートした。山本は9番グリッドから上位進出を目指したが、スタート直後の混戦で他車の翼端板と左フロントタイヤが接触しパンク。その影響でS字でコースオフしてしまった。スロー走行でピットまで戻り、緊急でタイヤ交換。コースに復帰するがトップから1周遅れの最下位になってしまった。それでも諦めずに周回を重ね前のマシンも追いかけた。
ペースも非常によくベストタイムは1分40秒347でファステストラップに次ぐ2番目のラップタイムを記録。結果は19位だったが、Race2につながる手応えを得た。

午後のRace2は11番手スタート。こちらは途中のタイヤ交換義務が設けられていたが、山本は1周目でピットインすることを決断。メカニックも迅速に作業を終わらせ、ここで1台をパスしてコースに復帰。その後も1分42秒台のペースで周回を重ね、16周目にはコース上で1台をパスし、一時は9番手まで浮上した。ポイント圏内も見えていたが、1周目のタイヤ交換をしたことと、前半から接近したバトルを続けていたことが影響して、徐々にタイヤが厳しくなり、後半はペースが伸び悩んでしまう。

後続のマシンも迫ってきており、なんとか踏ん張りたかったが、28周目の最終コーナーでアウト側の芝生にはみ出してしまいスピン。スポンジバリアにヒットしてマシンを止めた。山本は自力でマシンを降り怪我はなかったが、途中リタイアを余儀なくされた。

また今シーズンは開幕戦でポール・トゥ・ウィンを飾ったものの、その後は思うような結果が出せず、合計15.5ポイントでランキング7位に終わった。
得意としていた鈴鹿で今週末は良いところを見せられず、リタイアという形でシーズンを終えることにもなり、ショックを隠しきれない様子。それでも、ここで足を止めることなく来年はもっと強いドライバーとして戻ってくることを誓い、サーキットを後にした。

山本尚貴コメント

「最後はこういう形でレースを終えることになって、すごく残念です。また今シーズン終わってみれば開幕戦以外は苦戦したレースばかりでした。そういう時だからこそ上手く立て直して、クルマもそうだしレースの結果もなんとかしたいと思っていたんですが、それができなかった事に対する申し訳なさも感じているし、なんとかできなかった自分の力不足にもショックも感じています。でも、それが自分の今の実力だし、ここで腐って投げ出しちゃうと、それまでのドライバーだと思うので、現状をちゃんと受け止めて、これから何ができるかをよく考えてシーズンオフ過ごして、また来年の開幕戦のスターティンググリッドに並びたいなと思います」