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2017年5月31日

『SUPER GT第3戦レースレポート:ポールポジションからスタートし3位表彰台を獲得』

2017年のSUPER GT第3戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」が5月20・21日に大分県のオートポリスで行われ、山本尚貴/伊沢拓也組のNo.100 RAYBRIG NSX-GTは、予選で見事ポールポジションを獲得。決勝も激戦を戦い抜き、3位表彰台を獲得した。

昨年4月に起きた熊本地震の影響で、その年は開催がなかったため、2年ぶりに迎えるオートポリスでのレースウィーク。100号車は4月にタイヤテストで好感触をつかんでいたこともあり、午前中の練習走行から絶好調。最後の10分間の走行で山本が1分33秒783を記録。2番手に0.7秒差をつけるトップタイムでセッションを終えた。

迎えた午後の公式予選では、まずQ1を伊沢選手が担当。他車のアクシデントもあったが、幸いその影響を受けず1分34秒333を記録。トップでQ2進出を果たし山本にバトンをつないだ。

ポールポジションがかかったQ2。気温が26度、路面温度も41度まで上昇し、タイヤの温存も考え残り6分までピットで待機し、出走した8台の中では一番最後にコースイン。伊沢選手からのアドバイスをうまく活かしたドライビングをみせ、1分33秒740でポールポジションを決めた。

2010年から参戦している山本だが、実は公式戦でのポールポジションは初めて。マシンを降りピットに戻ると、伊沢選手や高橋国光総監督、またチームスタッフに出迎えられ、満面の笑みをみせていた。

迎えた日曜日の決勝レースでは、山本がスタートドライバーを担当。2周目にファステストラップとなる1分35秒661を叩き出すと、1周あたり1秒以上のペースで後続を引き離し、4周を終えて6秒ものリードを築いた。

このまま独走状態に持ち込みたかったが、後続でアクシデントが発生しセーフティカーが導入。大量リードが一気になくなってしまう。14周目にレースが再開され、再び後続を引き離そうとしたが、序盤のような圧倒的な速さを引き出すことができず、20周を過ぎたあたりから追い上げてきたライバルと接近戦の展開となった。

何度か横に並びかけられそうになるが、山本は冷静に対処し、GT300との混走もうまく使いトップを死守。33周を終えたところでピットインし、伊沢選手にバトンをつなぐ。

ここで、少し作業に時間がかかってしまい、同時にピット作業をしていたライバルの先行を許してしまうなど、3番手で後半を戦っていくことになる。

伊沢選手も、なんとか再逆転を試みるも、ピックアップもあり思うようにペースを上げられない。上位のマシンの脱落により一時2番手となるが、残り12周でNo.17KEIHIN NSX-GTにパスされ、さらに後続にも迫られたが、最後まで粘り強くポジションを守りきり3位でフィニッシュ。今季初の表彰台を獲得した。

序盤2戦の戦いぶりを考えれば、今回は大幅な進歩があった100号車だったが、ポールポジションを獲得していながら優勝ができなかっただけに、2人のドライバーとも満足した表情はなかった。

次回のスポーツランドSUGOでは、さらにチーム全体でさらにレベルアップを目指し、より上の順位を狙っていく。

山本尚貴コメント

「レースの最初は良かったのですが、セーフティカーが入ったことによってペースが落ちて、細かいダストとか少し拾ってしまいました。リスタート後は、またペースを上げようとしましたが、(セーフティカーで)1回下がったものを再び同じレベルで上げ切ることができなくて、後続の引き離し方が違ったので、まずいなと思っていました。その後も何回か(ライバルが背後に迫ってきて)危ないシーンはありましたがら、頑張ってポジションを守って伊沢選手に繋げられました」

「今回もレクサス勢に優勝を取られましたし、3位という結果は正直悔しいですけど、ホンダ勢がこうして表彰台に2台上がったのを見ると、大きい意味を持つと思います」

「次からレクサス勢がさらにウェイトを積むので、僕たちにも十分チャンスが巡ってくると思います。その時にチャンスを自分たちのものにできるように、しっかりとレースに臨みたいです」