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2017年7月18日

『2017スーパーフォーミュラ第3戦レースレポート:表彰台を狙える位置につけるも、不運なトラブルでリタイア』

2017年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦が7月8・9日に富士スピードウェイで行われ、山本尚貴(TEAM無限)は一時3番手を走行し表彰台の可能性も見えていたが、不運なトラブルによりリタイアとなったを。

前回の岡山ラウンドから約1ヶ月半が経ち、今シーズンもいよいよ中盤戦に突入。前回以上の好結果を目指すべく、金曜日の専有走行から積極的に走り込みを行うが、マシンバランスに苦労し、なかなか上位に食い込めるようなタイムが出せないでいた。

そんな中で迎えた公式予選は、気温32度、路面温度49度と真夏のコンディションに。TEAM無限は予選まで新品タイヤを全て温存してタイムアタックに臨んだ。

それでもトップとのタイム差はなかなか縮まらずQ1、Q2と0.6秒遅れと苦しい状態にあったが、Q3になってコンディションとマシンセットアップがうまく嚙み合うようになり、タイムも向上。1分23秒478でトップから0.434秒差の5番手となった。

しかし、予選後の山本には一切笑顔がなかった。Q3に進出し、ホンダエンジン勢で最上位を獲得したものの、ライバルとの差はまだある状態だという。
特にQ2ではアクシデントで赤旗中断があり、これでタイムを出せなかった上位のライバル数人がノックアウトされることに。それがなければ自分がQ2でノックアウトされていたかもしれなかったのだ。

いずれにしても、運も味方につけて掴み取った5番グリッド。そこから、さらに上位を目指すべく、チームとともに決勝日の作戦を練っていた。

翌日の決勝日も、朝から真夏日となった富士スピードウェイ。気温32度、路面温度44度と、週末では一番暑いコンディションで55周のレースがスタートした。

5番グリッドだった山本は、スタートもうまく決まり、5番手のままレースを進めていく。10周を過ぎると、前を走るライバルたちが続々とピットインし、14周目には3番手に浮上。ライバルたちとは山本はレース後半まで引っ張ってピット作業を行う作戦を選んでいた。

今週末はマシンバランスに苦しむ場面もあったが、決勝では1分26秒台のラップタイムを連発し、先にピットに入ったライバルよりも速いペースで周回。このまま行けば、今季2度目の表彰台フィニッシュの可能性も大きくなっていた。

しかし、レース前半からリアタイヤに違和感があり、中盤になって少しずつ振動が大きくなった。ちょうど25周目に入るところで、ピットインのタイミングについて無線のやり取りをしようとしていた瞬間、メインストレートで左リアタイヤがパンク。上手くマシンをコントロールし、スロー走行でピットを目指したが、そのままガレージにマシンを入れ、レースを終えた。
表彰台も見ていたレースだけに、非常に悔やまれる結果となったが、ライバルと遜色ないペースで走れたことは大きな収穫でもあった。

次回、山本の地元栃木県での開催となる第4戦ツインリンクもてぎにつながる1戦となった。

山本尚貴コメント

「予選日は全体的に調子は良くなかったですが、ラッキーな部分があってQ3に進めました。Q2で赤旗の前にうまくタイムアタックができて、調子が良かったクルマがアタックできずに終わったので、Q3に進めました。順当にいったら多分Q2で落ちていたと思います」

「Q3はコンディションに対してもそうだし、クルマのセットアップも比較的うまくいってトップと0.4秒差の5番手に入ることができました。昨日からの流れを見ると、ビックステップだったと思います」

「決勝では、スタートはいつも通りで悪くなかったです。最初は前の集団についていく展開だったのですが、予想より皆が早めにピットインしたので、こちらとして好都合でした」

「ただ、スタート直後からリアタイヤに違和感があり、(パンクする)2~3周前から振動が大きくなっていきました。本来ならもう少し引っ張る予定だったのですが、早めにピットインしようかと無線で相談しようとした時に、タイヤがパンクしてしまいました」

「レースの展開を見ると、表彰台に上がれていたようなレースでしたが、トラブルが出てリタイアしてしまったので、すごく残念です」

「ただペースは良かったし、次に繋がるフィーリングやインフォーメーションはあったので。後半戦巻き返せるように切り替えていきたいですし、この悔しさを次のもてぎにぶつけたいですね」