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2017年8月18日

『2017SUPER GT第5戦レースレポート:予選で思わぬ苦戦を強いられるも、決勝で見事に挽回、8位でポイントを獲得』

 2017年のSUPER GT第5戦「FUJI GT300km RACE」が8月5・6日に富士スピードウェイで開催され、山本尚貴/伊沢拓也組のNo.100RAYBRIG NSX-GTは8位でフィニッシュした。

 前回のSUGOラウンドでのレース終盤に、他車と接触した影響でエンジンに破損が見つかり、この第5戦から急きょ2基目のエンジンを導入して戦うことになった。

 ここ数戦は、予選でもフロントローを獲得するなど力強い走りを見せていたが、走り出しから思うようにペースが上がらず、午前中の公式練習では15番手で終える。

 予選Q1は伊沢選手が担当。果敢に各コーナーを攻めていくが、トップとの差は午前中とは変わらず1分30秒322で15番手でセッション終了。Q2進出を果たすことができなかった。

 まさかの苦戦に強いられてしまい、その打開策も見つかっていない。今シーズンの中で最もピンチの状態ではあるが、明日の決勝レースで少しでも前のポジションを獲得するべく、チームとともに打開策を探った。

 翌日の決勝日。チームは一晩かけて悪かった部分の原因を探り、改善を施した上で決勝日に臨んだ。その効果がしっかりと現れ、レース直前のウォームアップセッションから良い手応えをつかんでグリッドについた。

 気温29度、路面温度36度の曇り空の中でレースがスタート。今回は伊沢選手が第1スティントを務め、2周目に一つポジションを上げると、序盤からライバルと接近戦のバトルを展開。ライバルが早めにピットインをする中、全体の折り返しとなる33周目まで引っ張ってピットインし、山本に交代する。

 13番手でコースに復帰すると、前半同様に接近戦のバトルになるが、山本はわずかなチャンスを一つずつものにしていき、49周目にはレクサスLC500の1台をオーバーテイク。ポイント圏内の10番手に浮上すると、直後の51周目には日産GT-Rの1台も抜いて9番手に上がった。残り10周を切るとランキングトップの6号車と抜きつ抜かれつのバトルを展開し、最終ラップで競り勝ち8位でフィニッシュした。

 予選では、まさかの苦戦を強いられ後方からのレースとなったが、チームとともにマシンセッティングを見直し、本来の100号車のパフォーマンスが光り、決勝でのベストタイムも全体で2番手となる1分31秒883をマーク。ファステストラップを記録した8号車NSX-GTに0.032秒差に迫る速さだった。

 それだけに、予選での苦戦が悔やまれるのだが、間違いなく次の鈴鹿1000kmに向けて弾みがつく1戦となった。

山本尚貴コメント

「予選日は、走り出しの雰囲気は悪くなかったのですが、途中にタイヤを交換してから、思ったようにタイムが出なかったです。ただバランスが悪いわけではないですし、何がダメなのかがわかっていない状態で公式練習と予選が終わってしまった感じでした」

「決勝レースでは予選から比べると、かなり良くなりました。チームが短い中で色々原因を探して突きとめてくれて、レース中もファステストラップは取れませんでしたが(優勝した)8号車と同じようなベストタイムを出せましたし、ポジションを上げて帰ってこられたのを見ると、土曜日よりかは改善されたと思います」

「今回は特別何かをしたわけではなくて、今までの速いクルマをベースに持ち込んできましたが、ここまで苦戦するとは思いませんでした。でも、これを機にクルマをもう一度見直すいいきっかけになりました。このクルマがあれば、次の鈴鹿1000kmでも十分チャンスがあると思いますし、絶対勝ちたいです」