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2017年11月6日

『2017SUPER GT第7戦レースレポート:目まぐるしく変わる天気の中、安定した追い上げを見せ7位入賞』

2017年のSUPER GT第7戦「Chang SUPER GT RACE」の決勝レースが行われ、山本尚貴/伊沢拓也組のNo.100RAYBRIG NSX-GTは7位入賞を果たした。

例年、気温30度を超える暑いコンディションの中で予選が行われるが、この日は朝からスコールに見舞われた。それでも、太陽が顔を出すと急速に路面も乾き始め、公式練習の大半はドライコンディションで行われた。

しかし、セッションが終了した直後から再び天候が悪化し大雨に。予選開始1時間前には止んだものの、Q1はウエットコンディションでスタートすることになった。

100号車は伊沢選手がQ1を担当。セッション開始と同時にピットアウトし、最後までタイムアタックを繰り返すが、ベストタイムは1分31秒641。トップから1.1秒遅れの13番手に終わった。

今回は持ち込んだセッティングが上手く機能せず、全体的に速さが足りない1日となってしまったが、明日の決勝までに改善できるところは改善して、少しでも上位を目指していく。

前日の予選は雨模様となったが、決勝日は一転して晴天に恵まれたチャーン・インターナショナル・サーキット。予選では思うようなパフォーマンスを引き出せなかった100号車だが、チームが懸命に改善策を練った効果もあり、直前のウォームアップ走行ではまずまずの手応えを掴み、グリッドについた。

ところがスタート30分前になってサーキット周辺はスコールに見舞われ、路面は一気にウエットコンディションに。それでもスタート10分前には雨が止むと再び太陽が顔を出し、装着するタイヤ選択に各チームとも悩まされた。

13番グリッドからスタートする100号車はウエットタイヤを選択。伊沢選手が最初のスティントを担当した。急激な天候変化だったためセーフティカー先導でレース開始。3周目から本格的にスタートすると、伊沢選手は一気に9番手に浮上。その後、急速に路面が乾き始めスリックタイヤへ交換するため、12周を終えたところでピットに入る。その後も安定したペースで9番手を走行した伊沢選手は28周を終えたところで再びピットイン。山本がマシンに乗り込み後半スティントに臨んだ。

後半は青空も広がり、完全なドライコンディションに。チームが一生懸命改善してくれたマシンで山本は積極的に攻めていき、残り20周を切ったところで8号車NSX-GTをパス。その勢いで64号車NSX-GTにも接近し、残り5周のターン3でアウトからインに切り込みオーバーテイクに成功する。

その直後、前方を走る1台がトラブルでストップしたため、さらに一つポジションを上げ、7位でフィニッシュした。

決勝でのペースがよかっただけに、予選での苦戦が悔やまれる結果となったが、前回の鈴鹿で課題となったピット作業も、今回はATJのメカニックがしっかりと対策を組んで改善に成功。これも入賞につなが原動力となった。

次回の最終戦ツインリンクもてぎでは、今季ベストリザルトを目指す。

山本尚貴コメント

「予選では、ベースのスピードがあまりなかったですし、持ち込んだセッティングがちょっと外れた感じでした。そこから修正もうまくできなかったですし、現場に入ってから上手く合わせられませんでした」

「バランスは決して悪くはなかったんですけど、トップとの差も大きかったです。タイに来て全然違うことをやっている訳ではないんですが、良かれと思ってやったことが今回は当たってくれませんでした」

「決勝では、コンディションが目まぐるしく変わるレースでしたが、今日の選択に関しては何も間違っていなかったと思います。鈴鹿で起きていたようなタイヤ交換のロスも、今回はすごく早かったし、チームのみんなもインターバルの間で頑張って対策してくれたのは、すごく感じました」

「順位をもうちょっと上げられたら良かったんですけど、今日の中では精一杯な感じではありました。昨日のフリー走行から予選にかけて、ちょっとセッティングを外していた中で、エンジニアさんをはじめ、皆が一生懸命やってくれたおかげで、クルマがだいぶ復活して、チーム・ドライバーともにミスなく戦うことができました」

「今年1年間、新体制でやってきて、いいところもあったし、悪いところも対策を施してやってきました。その中で最終戦は集大成となるので、今年1年間でチームと一緒にやってきたことを100%発揮して、いい勝負をして、シーズンを終えたいです」