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2017年11月17日

『2017SUPER GT第8戦レースレポート:接戦のバトルを見せ、シーズン最終戦は5位フィニッシュ』

2017年のSUPER GT第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」の決勝レースが行われ、山本尚貴/伊沢拓也組のNo.100RAYBRIG NSX-GTは5位入賞を果たした。

山本にとっては夏のスーパーフォーミュラ第4戦に続いて、今季2度目となる地元ツインリンクもてぎでのレース。さらに今シーズン最後のレースということで、集大成を見せる1戦と意気込んで臨んだ。

予選日の朝は分厚い雲に覆われていたツインリンクもてぎだが、公式練習のセッションが進むにつれて雲はなくなり、絶好のレース日和というようコンディションになる。その中で100号車は走り出しから好タイムをマークし、2番手でセッションを終えた。

午後の公式予選は山本がQ1を担当。公式練習での勢いそのままに臨みたかったところだが、コンディション変化の影響もあってか思うようにタイムが上がらず1分37秒841がベスト。なんとか8番手でQ2進出を果たしたものの、満足いくアタックができず、ピットに戻ってきた山本は悔しそうな表情を見せていた。

それでも、Q2では伊沢選手がうまくアタックをまとめ上げ1分37秒713で6番グリッドを獲得。当初の想定から比べると決して満足いく結果ではなかったが、ホンダ勢最上位の予選グリッドを手にした。

決勝日は、朝から晴天に恵まれたツインリンクもてぎ。今シーズンの最終戦ということもあり、この日は3万6000人が来場した。特にピットウォークでは地元レースとなる山本に声援を贈るべく、ピット前は多くのファンで賑わった。

6番グリッドからスタートした100号車は伊沢選手が第1スティントを担当。1周目のポジション争いで順位を落としてしまうが、上位を走るライバルがアクシデントにより脱落し5番手に浮上。混戦の中で伊沢選手も安定した走りをみせ、22周目にピットインし、山本に交代した。

後半スティントはピットストップのタイミングで逆転を許してしまった17号車NSX-GTの塚越広大選手と、一歩も譲らぬ接近戦のバトルを展開。抜きどころが少ないツインリンクもてぎではあるが、山本は果敢に攻めていき、一時はコース半周に渡ってサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げた。

30周目にGT300との混走を使って塚越選手をパス。さらに前を走るライバルを目指してペースを上げていくが、36周目の3コーナー進入時にマシンが不具合を起こしスローダウン。しばらくして本来のスピードを取り戻したが、その間に塚越選手の先行を許してしまう。

山本はもう一度攻略を目指して全力で攻めていくが、最終的に逆転は叶わず5位でフィニッシュした。

シーズンを締めくくる最終戦で、さらに今回はマシンの調子も良く、速さを発揮していただけに、それを活かしきることができない結果となってしまい、マシンを降りた山本は終始悔しい表情をみせていた。

これで今季のSUPER GTは全戦が終了。山本/伊沢組はランキング7位で2017シーズンを終えた。

山本尚貴コメント

「予選日は、午前中は調子が良かったので、基本的にセッティングは変えずに予選に臨みましたが、予選ではバランスが少し変わってしまって手こずってしまいました。Q1で落ちてしまったかなと思ったんですけど、ギリギリ残ることができて、Q2で伊沢選手が順位を上げてくれたので良かったです。でも午前中の段階では、もう少し上位にいける感じがあったので、ちょっと満足はいかない予選日になりました」

「今週末はロングランの方が自信がありそうな感じなので、前のマシンを頑張って追い抜いてゴールしたいなと思います。トップは速いですが、表彰台に絡めるレースをしたいです」

「決勝では、ピットストップのタイミングで17号車に逆転されましたが、すぐに追いつくことができました。GT300との混走の中で一度前に出ることはできたのですが、その後(36周目の)3コーナーでシフトダウンした時に、ちょっと特殊なモードに入ってしまい、そこから加速しなくなってしまいました。その間に17号車の逆転され、ずっと抑えられる展開でした。クルマも良かったですし、単独で走れている時にはペースも良かったので、今回の結果は悔しいです」

「今シーズンは全体的にあまり喜べるレースはなかったですし、ほとんど悔しいレースでしたが、シーズンを通してみれば開発も進んでいってクルマが良くなっていくのを感じれました。その開発陣だったり頑張ってくれている人たちの思いを結果に結びつけたかったのですが、それができませんでした」

「課題と反省を残しつつ、来年またしっかりと準備をして、新しいシーズンのスタートを切ることができればなと思います。1年間、応援ありがとうございました」